8月国内企業物価、前年比2.6%上昇 商品価格下落で伸び鈍化
日銀が12日発表した8月の国内企業物価指数(2005年=100、速報)は105.5と前年同月に比べ2.6%上昇した。11カ月連続の上昇だが、上昇幅は7月の2.9%に比べ縮小し、前月比では0.2%下落した。国際的な商品価格の下落に加え、円高により国内品に値下がりの動きが出始めているためだ。
項目別にみると、石油・石炭製品が前年同月比で18.0%上昇(前月比は1.5%下落)、非鉄金属は8.7%上昇(同2.3%下落)した。一方、情報通信機器は7.5%下落(同0.9%下落)した。
日銀は「前月比で下落ペースが続くとは考えておらず、横ばい圏内で推移する」(調査統計局)としている。
円高を背景に、円ベースでみた輸入物価は前月比2.4%下落。金属・同製品や木材・同製品の下落が目立った。円ベースの輸出物価は1.8%の下落だった。
企業物価指数は製品の出荷や卸売りの段階で企業同士が取引する製品の価格水準を示す。
2011年09月12日 日本経済新聞
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