ゼネコン、低採算にあえぐ 4~6月期は7割営業減益 小規模ほど採算悪化
建設業界が依然、低採算にあえいでいる。建設経済研究所が9日発表したゼネコン(総合建設会社)39社の2011年4~6月期決算まとめによれば、本業のもうけを示す営業利益は合計で70億円と前年同期比72.3%もの大幅なマイナスになった。国内民間設備投資の激減などで縮んだ売上高の減少分を、販売管理費の削減などコスト圧縮で補い切れなかったためだ。
営業利益を規模別にみると、売上高1兆円超の「大手」が前年同期比13.5%減の142億円。一方、2000億円超の「準大手」が同61.8%減の27億円、それ以下の「中堅」が99億円の赤字(前年同期は19億円の黒字)と、規模が小さくなるにつれて、採算が悪化する構造になっている。
売上高は合計で2.7%減の2兆1001億円。このうち大手は0.7%減、準大手は0.6%減、中堅が10.6%減だった。
2011年09月09日 産経ニュース
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