関電「節電割り引き」人気、契約5割超す 中小企業向け
関西電力がコンビニエンスストアや中小工場など小口顧客(高圧、契約電力50キロワット以上500キロワット未満)向けに8月分の電気料金から新たに導入した「節電割引制度」の契約者が、対象顧客の5割超にあたる約5万9千件になったことが7日、分かった。昨年と今年の同じ月の最大電力を比べ、その抑制幅に応じて料金を割り引くという分かりやすさとお得感が支持されたようだ。
同制度は、小型店舗などを対象にした「高圧業務用夏季需給調整特約S」と、小規模工場などの「高圧産業用夏季需給調整特約S」の2種類。先月中旬に申し込み受け付けを締め切った結果、対象となる約11万件の小口顧客のうち業務用で約4万4千件、産業用で約1万5千件の申し込みがあった。
同制度の割引対象は8~10月の3カ月分の電気料金。各月の最大電力と前年同月の最大電力を比べ、下回った分に割引単価をかけて割引料金を算出する。
割引単価は、業務用が1キロワットあたり1004円6銭、産業用が同696円15銭。例えば、業務用で今年8月の最大電力が昨年同月を50キロワット下回れば、「1004円6銭×50キロワット」分の5万203円が翌月の電気料金から割り引かれる。
関電は電力需給の“ヤマ場”とみられていた8月を乗り切った。しかし、9月も暑くなる可能性があることから22日までの節電要請は続けることにしており、同制度の契約顧客の節電効果にも期待を寄せている。
2011年09月07日 産経ニュース
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