1月の企業向けサービス価格、28カ月連続マイナス
日銀が23日発表した1月の企業向けサービス価格指数(CSPI、2005年平均=100)は前年同月比1.1%下落の96.1と、2カ月連続で過去最低水準を更新した。前年同月比でのマイナスは28カ月連続だが、マイナス幅は前月より0.2ポイント縮小した。日銀は「前年比マイナス1%台前半で一進一退の傾向が続いている」(調査統計局)と分析している。
企業向けサービス価格指数は不動産や輸送、情報通信など企業間で取引するサービスの価格動向を示す。
項目別にみると、低下に大きく寄与したのは「運輸」。前年に外航輸送が堅調だった反動や円高の影響が出た。新造船の投入やオーストラリアの洪水による貿易の減少を受けた船腹需給の緩和も海運相場の下落圧力になった。
一方、「広告」が10年6月以来約7カ月ぶりにプラスに転じた。自動車などの新聞広告やテレビコマーシャルが増加した。また、「諸サービス」のうち宿泊サービスも08年11月以来2年2カ月ぶりにプラスとなり、低下幅縮小の要因になった。
2011年02月23日 日本経済新聞
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