帝国データの景気動向指数、4カ月ぶり悪化 円高や節電で
民間調査会社の帝国データバンクが5日発表した8月の景気動向調査によると、景気動向指数(DI)は前月比0.3ポイント低い35.2になった。悪化は4カ月ぶり。円高の進行や夏場の節電などが響いた。
業界別では、「製造」や「卸売」などの5業界が悪化する一方、「建設」「小売」などの5業界が改善した。地域別でみると、復興需要が増えた「東北」が全国10地域中で過去最高の2位になった。
先行きの景気予測DIは、1カ月後に0.2ポイント、3カ月後に0.4ポイント、6カ月後に0.7ポイント、いずれも減少する見通し。帝国データでは「国内景気は踊り場局面に入る可能性があり、国際競争力の低下が続けば一段の下振れも懸念される」としている。
調査は8月19から31日に全国2万2762社を対象に実施。有効回答率は48.6%だった。
2011年09月05日 日本経済新聞
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