投資会社元役員、脱税で有罪判決 旧GWG買収で地裁
人材派遣大手、旧グッドウィル・グループ(GWG)の会社買収に絡む脱税事件で、法人税約19億円などを脱税したとして、法人税法違反と所得税法違反の罪に問われた投資会社、コリンシアンパートナーズ(東京・港)元役員、鬼頭和孝被告(37)の判決で、東京地裁は2日、懲役2年6月、執行猶予4年、罰金1800万円(求刑懲役2年6月、罰金2200万円)を言い渡した。
鹿野伸二裁判長は「計画的かつ巧妙で刑事責任は重い」とする一方「反省の態度を示し今後の納税を約束している」として刑の執行を猶予した。
判決によると、鬼頭元役員はコ社元社長の公認会計士、中沢秀夫被告(53)=一審実刑、控訴中=と共謀、GWGによる人材派遣大手クリスタルの買収を仲介して得た収入の一部を除外するなどして、コ社の2008年4月期の法人税約19億3600万円と、07年分の自身の所得税約7500万円を脱税した。
2011年09月02日 日本経済新聞
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