「福島のモモ食べて」安全アピール 東京・大田市場で
東京電力福島第1原子力発電所事故による農作物への風評被害を払拭しようと、東京都大田区の大田市場で18日早朝、福島県の佐藤雄平知事や同県の果物のPR活動を行う「ミスピーチ」の女性らが参加し、安全性をアピールするイベントが開かれた。
午前6時半ごろ、集まった青果店主や卸売業者に知事やミスピーチが試食用のモモを配布。「今年は糖度が非常に高い」「ぜひ食べてください」と笑顔で売り込んだ。
セリの直前には、台の上に並んだモモを前に知事が「手塩にかけた農産物が風評被害にあって困っている。応援団になったつもりでご協力いただきたい」と訴えた。
卸大手の東京青果(東京・大田)によると、この日最も高値が付いた福島県産モモは5キロ1500円。昨年の同時期と比べて1千円ほど安いという。
東京都品川区で青果店を営む荒田哲也さん(52)は「例年通り今年も福島県産のモモを購入している。『検査がしっかりしているため逆に安全』との声もお客さんからある」と話した。
福島県産のモモは8月中旬の今が旬。川崎市の青果店経営、長谷川直哉さん(41)は「放射線を心配し、小さな子供がいる親は購入を手控えているが、八百屋としては旬のものを買ってもらいたい」と同県産のモモ15ケースを購入していった。
2011年08月18日 日本経済新聞
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