九州・沖縄の倒産件数3カ月連続増 7月、建設や運輸目立つ
東京商工リサーチ福岡支社がまとめた7月の九州・沖縄の企業倒産状況(負債額1千万円以上)によると、倒産件数は前年同月比13.6%増の83件だった。前年実績を上回るのは3カ月連続で、1カ月間の件数としては2011年に入ってから最も多かった。建設業や運輸業で増加が目立った。
建設業の倒産件数は前年同月に比べ7件多い36件。公共工事の削減や4月の統一地方選の影響で発注が遅れていること、東日本大震災の影響で民間設備投資が減ったことなどが背景にあるとみられる。同支社は「緊急保証制度や中小企業金融円滑化法などの効果が徐々に薄れている」と指摘している。
また、ゴルフ場の倒産が2カ月連続で発生。会員権預託金の返還原資を確保できないことに加え、震災で外国人観光客が減ったことも一因。
負債総額は同10.0%減の200億1200万円だった。
帝国データバンク福岡支店がまとめた九州・沖縄の企業倒産集計(法的整理のみ)は倒産件数が前年同月比10.6%増の73件、負債総額は同0.7%増の188億9700万円だった。
2011年08月16日 日本経済新聞
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