6月の全国CPI、新基準で0.2%下落 旧基準では0.4%上昇
総務省は12日、消費者物価指数(CPI)の基準改定に伴う2010年1月分までの指数の遡及結果を発表した。これまでは05年基準を100として公表していたが、10年基準に切り替えることで価格競争が激しい品目を反映した。11年6月の全国の生鮮食品を除く総合指数は前年同月比0.2%下落の99.8と、変化率は旧基準(0.4%上昇の99.7)から0.6ポイント下がった。
総務省では5年おきに、新商品の登場や消費者の嗜好(しこう)に合わせて指数に採用する品目やサービスを入れ替えており、今年が改定年に当たる。新しい基準を適用した7月の全国分、8月の東京都区部分(中旬の速報値)は26日に公表する。
2011年08月12日 日本経済新聞
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