ソフト会社脱税の前社長ら追起訴 東京地検
ソフト開発大手、ソフトウエア興業(東京・千代田)の関連会社の法人税法違反事件で、東京地検特捜部は2日、2008年3月期と09年3月期の法人税計約1億1500万円を免れたとして、同社前社長、丸山三郎被告(64)ら3人を法人税法違反(脱税)の罪で追起訴した。
ほかに追起訴したのは、関連会社元取締役、鈴木一夫被告(55)と建設会社元社長、大石敏被告(63)。処分保留で釈放していたソフト社元取締役(46)は起訴猶予処分とした。
起訴状などによると、3人は共謀し、関連会社がソフト社の社員寮建設費を大石被告の建設会社に水増しして発注するなどの手口で、08年3月期からの2年間に計約3億9千万円の法人所得を隠し、脱税したとされる。関係者によると、隠した所得は丸山前社長によって、女性の生活費や宝飾品などに充てられていたという。
3人は07年3月期にも同様の手口で法人税約1億2千万円を免れたとして起訴されている。
2011年08月02日 日本経済新聞
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