3割の企業「15%節電は困難」 関経連調査
関西経済連合会は11日、節電に関する会員企業向けの緊急アンケートで夏の節電見込みについて、33・3%の企業が「15%程度の節電は困難」と回答したと発表した。中小企業では4割近くが否定的で、大企業に比べて体力差のある中小企業がしわ寄せを受ける構図が浮き彫りになった。
アンケートは先月末から今月上旬にかけ、関経連の会員企業1160社を対象に実施、400社から回答を得た。
節電見込みについて「15%程度の節電が達成できる」と答えた企業は23.4%、「分からない」は39.8%。とくに中小企業は、「達成」が8.9%にとどまる一方、「困難」は38.4%にのぼった。
また、「困難」と回答した企業を対象に「何%なら節電可能か」との質問には大企業は「10%」(43社)、中小企業は「5%」(22社)との回答が最も多かった。
2011年07月12日 産経ニュース
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