企業の9割がサイバー攻撃の被害を経験――米調査
過去1年の間にサイバー攻撃の被害に遭ったという企業が9割に上ることが、米国のIT専門家を対象にした調査で判明した。
調査は米Juniper NetworksがPonemon Instituteに委託して実施した。その結果、過去1年の間に1度でもサイバー攻撃の被害に遭ったことがあるという企業は全体の90%に上り、半数以上(59%)は過去1年の間に2度以上の攻撃を経験していた。被害があらゆる業種や規模の企業に及んでいる実態も判明した。
被害額は対策費や業務への支障、営業損失、対応に費やした人件費などを含めて50万ドル以上に上った企業が41%を占め、最も深刻な影響として59%が情報資産の流出を挙げた。
攻撃コードなどの侵入経路となったのは、従業員のノートPCが34%で最も多く、次いでモバイル端末の29%だった。
サイバー攻撃が増加している傾向も浮き彫りになった。回答者の43%は、過去1年の間にサイバー攻撃の頻度が急増したと報告。攻撃の重大性が増した、あるいは検出や阻止が難しくなったとする回答も77%に上り、34%は自社のITインフラを守り切れる自信がないと答えている。
2011年06月23日 ITメディア
最適な税理士が見つかる!
T-SHIEN税理士マッチング
依頼したい税理士業務と希望金額を入力し、匿名で全国の税理士事務所から見積を集めることができるシステムです。送られてきた見積の中から、最適な税理士を選ぶことができます。