APCジャパン、家庭・中小向け電源装置発売
電源装置の製造・保守などを手掛けるエーピーシー・ジャパン(東京・港)は家庭や中小企業向けに、停電中でも電気製品の長時間の使用を可能にする電源装置を発売した。従来はデータセンターなどで使われてきたが、電力不足が懸念されるなか、家庭や中小企業でも需要が高まると見込んでいる。
発売した電源装置は家庭用と中小企業用の2種類あり、コンセントに接続したうえで、電気製品とつなぐ。消費電力が100ワットの場合、3時間程度持つ。パソコンやテレビなどデジタル機器に使えるほか、企業向けは周波数を調整し、蛍光灯や扇風機にも接続可能だ。
これまでも停電時に家庭や中小企業で使用できる電源装置を販売していたが、主にパソコンを安全にシャットダウンさせるための時間を確保する用途に使われていた。内蔵バッテリーの容量を大きくし、後付けのバッテリーも用意。長時間の使用が可能になった。
価格はバッテリーと合わせて家庭向けが約5万7000円、中小企業向けは約8万7000円。
2011年06月22日 日本経済新聞
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