Googleがモバイル市場調査結果を発表 「企業はもっとモバイルを重視すべき」
米Googleは6月16日(現地時間)、世界のモバイルユーザーおよびモバイルマーケティングに関する調査結果を発表した。
モバイルマーケティングを推進する非営利団体MMA(Mobile Marketing Association)との提携により発表した同調査報告は、2011年第1四半期~第2四半期に実施した、30カ国の各国1000人以上のスマートフォンユーザーと、米、英、仏、独、日本での各200人のオンラインサービスを行う企業の広告担当者への電話インタビューの結果で構成される。
同調査によると、過去7日間に毎日スマートフォンからインターネットに接続したと答えたユーザーは、米が58%、日本が78%だった。スマートフォンで地域情報を検索したことのあるユーザーは、米国も日本も90%で、その内米国の87%、日本の80%のユーザーが地域情報を閲覧した後、何らかの行動(店舗に行く、Webサイトに行く、電話をする、商品を購入するなど)をしたという。
米国の82%、日本の75%のユーザーが、リアルな店舗内にいる間にスマートフォンを利用し、米国の29%、日本の45%のユーザーがスマートフォンで製品を購入したことがある。
一方、マーケティング担当者へのインタビューでは、Webサイトをモバイル端末からのアクセスに最適化していると答えたのは米国の33%、日本の43%だった。モバイルアプリを提供している企業はさらに少なく、米国は19%、日本は10%。
Googleは、企業はモバイルマーケティングの活用とサポートに関して消費者に後れを取っており、同分野には大きな機会があると指摘した。
2011年06月20日 ITメディア
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