消防庁、熱中症予防策の冊子作成 節電で今夏の増加懸念
総務省消防庁は14日、電力不足が懸念される中、節電によるエアコンの使用自粛が原因で今夏、熱中症患者が増加する懸念があるとして、熱中症になりやすいお年寄りや子どもの予防策などをまとめた冊子を作成した。同庁のホームページに掲載している。
冊子は、立ちくらみやめまいは熱中症の初期症状で、放置すると意識障害など重い症状に陥る恐れがあると強調。特にお年寄りは暑さを感じにくく「自覚がないのに熱中症になる危険がある」と指摘している。子どもも体温調節機能が未熟なため注意が必要だという。
予防策として、室温が28度を超えないよう小まめに確認したり、喉が渇かなくても水分を取ったりするよう求めている。
消防庁の速報値によると、5月30日~6月12日に全国で469人が熱中症で救急搬送された。同庁は自治体に対しても14日、防災行政無線で住民に注意を呼びかけるなどの対策を取るよう要請した。
2011年06月15日 日本経済新聞
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