県内企業の輸出品、放射線を無料測定 石川県
石川県は15日から、県内企業の輸出品の放射線量と放射性物質の測定を無料で実施する。福島第1原子力発電所の事故の影響で、海外の取引先から安全証明を求められる県内企業が増えているため。来年3月末まで実施する。
測定は、海外から安全証明を求められていること示す書類の提示が必要。
食品については、石川県保健環境センター(金沢市)にある「ゲルマニウム半導体検出器」で、セシウム137、セシウム134、ヨウ素131を測定する。測定は1企業当たり1週間に1回までとし、後日、報告書を発行する。検出器を食品衛生など同センターの業務に使用していない時間帯に測定する。
同県からは日本酒、ミソなど主に加工食品が輸出されており、原発事故による風評被害が懸念されている。
鉱工業製品については、石川県工業試験場(同)で放射線量を測定する。原子力災害に備えて同県が所有している測定装置を県工試に持ち込む。
2011年06月15日 日本経済新聞
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