所得税5000万円脱税の疑い 外資系証券元部長を告発
米金融大手の日本法人「JPモルガン証券」(東京・千代田)の平英晴・元部長(45)が、報酬として与えられたストックオプション(株式購入権)などで得た所得を隠し、所得税約5千万円を脱税したとして、東京国税局から所得税法違反容疑で東京地検に告発されたことが1日、分かった。
平元部長は2007年に独立、東京都内で金融コンサルタント会社を経営。すでに修正申告したとみられる。
関係者によると、平元部長は独立後の07~08年、JPモルガン証券在職中に報酬として付与されたストックオプションの行使などで得た所得約1億4千万円を海外口座に隠して申告せず、約5千万円を脱税した疑いが持たれている。
同社を巡っては社員や元社員約120人が同局の税務調査を受け、ストックオプションの利益を申告しなかったなどとして、所得計約7億円の申告漏れを指摘されたことが判明している。
JPモルガン証券の話 納税義務については従業員に周知徹底している。今後も課税当局には全面的に協力したい。
2011年06月01日 日本経済新聞
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