4月小売業4.8%減、自動車小売業1980年1月以来最大の下落率
経済産業省が27日発表した4月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年同月比4.8%減の10兆8550億円と2カ月連続で減少した。現行方式の統計として比較可能な1980年1月以降、4月としては最大の減少幅だった。業種別では自動車小売業が38.0%減と最大の落ち込みとなった。買い替え補助の終了や東日本大震災の影響が響いた。
百貨店やスーパーを含む大型小売店の販売額は既存店ベースで1.9%減少。落ち込み幅は前月(7.5%減)から縮小しており、経済産業省は「営業再開した店舗が増え、(販売が)回復しつつある」としている。
コンビニエンスストアの販売額は3.0%増加、既存店ベースでは1.0%増加した。たばこやデザートの販売が好調だった一方、コンサートや演劇の中止による各種チケット販売が低調だったサービス売上高は16.1%減少と13カ月ぶりのマイナスだった。
2011年05月27日 日本経済新聞
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