サービス価格、4月は0.8%低下 2年7カ月連続マイナス
日銀が26日発表した4月の企業向けサービス価格指数(2005年=100、速報値)は96.5となり、前年同月比0.8%低下した。2年7カ月連続の低下となった。東日本大震災の影響は、価格上昇したものと下落したサービスがあり、全体の指数への影響はほとんどなかったという。
「宿泊サービス」がビジネス需要の減少と海外からの観光客の落ち込みでマイナス3.7%となり、マイナス幅は2.4ポイント拡大した。新聞・テレビなど4媒体広告も、震災後に自動車や食品の出稿が減少して3.7%のマイナスになった。一方、石油精製プラントなどの被災で、化学プラントの改修サービスの価格が上昇したほか、がれき撤去に伴う需要で建設機械レンタル価格も上がった。
企業向けサービス価格指数は不動産や輸送、情報通信など企業間で取引するサービスの価格動向を示す。4月は価格改定期にあたり、日ごろのコスト高を反映した値上げが多かった。「運輸」は燃料費の上昇でマイナス幅が小さくなった。全体の指数も、マイナス幅は前月より0.4ポイント縮小した。
2011年05月26日 日本経済新聞
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