北海道の輸出2カ月連続増 4月11%、函館税関
函館税関が25日まとめた今年4月の北海道外国貿易概況によると、輸出額は前年同月比11.1%増の325億1100万円で、2カ月連続で前年を上回った。マレーシア向け天然ガス用パイプなど鉄鋼が2.8倍の83億9100万円に上った。
このほか、輸出で増加が目立ったのは、マーシャル向け新造船などがあった船舶が49.7%増の37億9500万円。
自動車部分品は25.1%増の50億2900万円となった。自動変速機ではカナダ向けが2.1倍の25億8400万円だったが、米国向けが26.8%減の17億5800万円だった。
輸入は19.7%増の1336億1600万円で16カ月連続で前年を上回った。原・粗油は輸入量が8.8%減ったが、通関単価が前年に比べて上がり、15.1%増の722億2600万円。
石油製品もマレーシアからの重油や韓国からの揮発油が伸び、4.4倍の66億4700万円となった。ウッドチップもチリなどからが伸び、3.7倍の44億1700万円だった。
2011年05月26日 日本経済新聞
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