多分野に応用期待「ナノ気泡」発生装置 IDEC
制御機器大手のIDEC(アイデック)は24日、水中で直径1マイクロメートル以下の微細な気泡「ナノバブル」を発生させる装置を、6月1日に発売すると発表した。水1ミリリットルあたり約1億個のナノバブルを安定的に発生させる。参考標準価格は235万円(税別)。
ナノバブルは、水質浄化などに広く使われる「マイクロバブル」より気泡が小さく、水中での滞留時間や物への浸透性が高い。食品や化粧品、半導体製造など多分野での応用が可能とみられるが、当面は企業の研究機関などでの使用を想定している。
ナノバブル発生装置は他社もすでに販売。IDECでは「今回の製品は当社の持つ制御技術を生かし、工場などでの大規模設備に転用しやすい設計にしている点が特徴」と話す。
2011年05月24日 産経ニュース
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