ライブドア事件、会計士の有罪確定へ 最高裁が上告退ける
ライブドア事件で粉飾決算に加担したとして、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪に問われた公認会計士、小林元被告(56)の上告審で、最高裁第2小法廷(須藤正彦裁判長)は20日までに、被告側の上告を退ける決定をした。懲役1年、執行猶予4年とした一、二審判決が確定する。
ライブドア事件で起訴されたのは、最高裁で上告棄却決定を受け異議を申し立てている堀江貴文元社長(38)ら同社元幹部5人と会計士2人の計7人と法人2社。堀江元社長の異議が認められる可能性はほぼなく、これで全被告の有罪が確定することになる。
同小法廷は決定理由で「上告できる理由に当たらない」とした。決定は18日付。
2007年3月の一審・東京地裁判決は「監査制度や会計士への社会的信用を失墜させた」として小林被告に有罪を言い渡し、08年9月の二審・東京高裁判決も支持した。
一、二審判決によると、小林被告は堀江元社長らと共謀し、04年9月期連結決算で、本来は計上が認められない自社株売却益などを売上高に含めて粉飾した有価証券報告書を提出した。
2011年05月20日 日本経済新聞
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