中小の新事業支援が復活 京都高度技術研、経営相談やPR
京都高度技術研究所は2009年度から休止していた中小企業の新規事業を支援する制度「オスカー認定制度」を復活させる。新商品の開発や新たな生産・販売方式の導入を計画する企業が対象。審査を経て認定を受けた企業は、国の補助事業などに応募する際に京都市などから支援を受けられる。
10年度分の募集は今月14日から25日まで実施する。書類選考と企業経営者や大学関係者で構成する委員会での審査を通して認定企業を決める。11年度以降は年2回のペースで企業を募集する予定だ。
認定企業は補助事業の申請や経営全般に関する相談に乗ってもらえるほか、京都高度技術研究所が実施する一部の補助事業で優先的に対象に選ばれる。同研究所はホームページや情報誌で事業内容を紹介するなど、企業PRの面でも認定企業を支援する。
京都高度技術研究所は02年度からオスカー認定制度を実施し、これまでに100社を認定した実績がある。これまでの認定企業は市内に本拠を置く中小のメーカーが多いという。
2011年02月15日 日本経済新聞
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