中古車、被災地で需要急増=移動、運搬の必需品-4月
日本自動車販売協会連合会が16日発表した4月の中古車販売台数は前年同月比9.8%減の30万9693台だった。東日本大震災で新車供給が滞り、中古車の流通量が低調だったのが響いて5カ月連続のマイナス。ただ被災地の一部で流通環境が改善したほか、移動や荷物運搬の手段としての需要が高まったのを受け、東北2県で大幅増を記録した。
都道府県別内訳によれば、全国的に減少傾向となる中、宮城県が83.1%増の1万3260台、岩手県が21.8%増の5042台だった。福島県は1.6%減の7314台だったが、3割減だった前月から下げ幅を急速に縮めた。
2011年05月16日 時事ドットコム
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