愛知県、工業製品の放射線量を測定 企業の安全対策支援
愛知県は27日、工業製品の放射線量測定を28日から始めると発表した。愛知県内に事業所がある企業には無料で実施し、測定後に放射線量を証明する書類を発行する。福島第1原子力発電所の事故を受け、愛知県内でも海外の取引先から安全確認を求められる企業が増えており、公的な測定体制を整え輸出を支援する必要があると判断した。
愛知県産業技術研究所(愛知県刈谷市)の担当者が企業に出向いて測定する。対象は大きさが1辺1メートル以下、重さ30キログラム以下の工業製品とし、食品と液体は対象外。当面は無料で実施し、1企業あたり5つまで受け付ける。英語の証明書発行には翻訳手数料(1900円)が必要になる。
海外と取引が多い自動車部品や建材メーカーを中心に、県に検査実施を求める相談が寄せられていた。東京都や岐阜県など、自治体が主導して製品の放射線量の測定を実施する例は全国で増えている。
2011年04月28日 日本経済新聞
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