兵庫県、被災地企業と県内企業の受発注取り次ぎ 外郭団体通じ
兵庫県は外郭団体を通じ、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県の中小企業と兵庫県内の企業の受発注を取り次ぐ試みに乗り出す。インターネットを通じ、部品加工などを発注したい兵庫県内の企業と、仕事の受注を望む東北3県の企業の情報を提示する。25日にも始める。
兵庫県の外郭団体、ひょうご産業活性化センター(神戸市)のホームページに被災地企業の支援サイトを開設。東北3県の関係部局や地元の中小企業関連団体を通じて、被災地企業が加工・生産できる部品や部材の情報を集め、掲載する。
同センターは兵庫工業会や県経営者協会などの団体を通じて、発注情報を集め、ホームページに掲載する。同ページを見た兵庫の企業は同センターや東北の中小企業関連団体に電子メールを送って連絡を取り合い、取引に結びつける。一方、発注情報を見た東北の企業も同様にメールを送って受注を目指す。
同センターはこのほか、被災地3県の中小企業関連団体に直接、発注の情報を提供して取引の成約を目指す。
2011年04月20日 日本経済新聞
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