新潟県内の10年度倒産、3.8%増 金融支援で低水準続く
東京商工リサーチ新潟支店がまとめた新潟県内の倒産状況(負債額1000万円以上)によると、2010年度の倒産件数は136件と、前年度に比べて3.8%増えた。中小企業金融円滑化法や景気対応緊急保証制度などの国の金融支援で倒産件数が抑制され、09年度から低水準が続いている。
負債総額は34.3%増の415億7100万円。負債額が10億円以上の大型倒産は10件と6件増加した。業種別では建設業が最も多く45件。サービス業(16件)、各種販売(13件)と続く。10年度は倒産件数、負債総額ともに、ここ19年間で過去最低だった09年度を上回ったものの、なお低い水準にとどまっている。
同支店によると、経営が苦しい会社でも国の金融支援で延命されている場合が多いという。今年度については「大震災の影響がまだ見通せないが国の金融支援は続くため、倒産自体は低水準に抑えられる可能性が高い」(同支店)としている。
11年3月単月の倒産件数は前年同月比22.2%増(2件増)の11件。負債総額は10億円を上回る大型倒産が発生し、59億4300万円と25.1%増加した。
2011年04月08日 日本経済新聞
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