プラットフォームサービス、ボランティア向けオフィス無料貸与
施設運営のプラットフォームサービス(東京・千代田)は5日から、被災地を支援するボランティアにオフィスを無料で貸し出す。机やイス、パソコンなども提供する。被災地の自治体や企業なども対象にする。
東京都千代田区の外郭団体、まちみらい千代田(同)と共同で実施する。同区のSOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)拠点「ちよだプラットフォームスクウェア」(同)の設備の一部を「震災復興支援オフィス」として、9月末まで貸す。30人分の机を用意し、複合機なども提供する。事務所を持たない小規模な団体が被災地にボランティアを派遣したときの連絡窓口にするなどの利用を想定している。
被災地の自治体や企業などにも貸し出す。東京でサテライトオフィスを開けるようにすることで、事業の継続を後押しする。関東に避難している被災地の企業経営者が取引先と連絡を取る拠点などにしてもらう。
同施設で通常、同じ設備を利用すると、初期費用5万円程度と月額利用料約1万6千円が掛かるという。今後、定員の拡大も検討している。
2011年04月05日 日本経済新聞
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