企業物価が1.6%上昇 1月
日銀が10日発表した1月の国内企業物価指数(2005年=100、速報値)は103.9となり、前年同月比1.6%上昇した。上昇は4カ月連続で、上げ幅は2年2カ月ぶりの大きさとなった。新興国の需要増などで原油や金属といった資源価格が上昇し、関連製品が値上がりしているため。原材料など川上での物価上昇は、企業収益の圧迫要因となる。
企業物価指数は企業が出荷や卸売り段階で相互にやりとりするモノの価格水準を示す。
品目別で上昇が目立ったのはスクラップ類(26.7%)、鉄鋼(11.6%)、石油・石炭製品(11.3%)。非鉄金属は7.6%上昇。価格競争が激しい加工食品も、国際市場での食料高騰を背景に3.3%上昇した。
一方、下落したのは情報通信機器(5.0%)、電子部品・デバイス(4.1%)、電気機器(3.4%)などだった。
日銀は資源高騰に伴う企業物価の上昇について「企業の経営環境の悪化を招きかねず、影響を注視していく」とした。
2011年02月10日 日本経済新聞
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