8月の消費者物価が前年比2・8%上昇、約31年ぶり伸び率…資源高・円安に加えサービス価格も
総務省が20日発表した8月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品を除く総合で102・5と、前年同月比2・8%上昇した。消費増税の影響を除くと、1991年9月(2・8%)以来30年11か月ぶりの伸び率となった。資源高や円安の影響でエネルギーや食品の価格上昇が加速する一方、低迷していたサービス価格も上昇が目立っており、家計の負担は増している。
消費者物価の上昇は12か月連続で、伸び率は7月(2・4%)から拡大した。生鮮食品を除く522品目中、372品目が上昇した。家計の実感に近い生鮮食品を含む総合では3・0%の上昇で、消費増税の影響を除けば、30年9か月ぶりに3%台をつけた。
エネルギー関連は16・9%上昇した。ロシアのウクライナ侵略による原油高の影響が反映され、都市ガス代は26・4%、電気代は21・5%と大幅に値上がりした。ガソリン代は6・9%上昇した。
コロナ禍で落ち込んでいた旅行が回復したことを受け、宿泊料は2・9%値上がりした。昨年、携帯電話大手が導入した割安プランによる下押しの影響が小さくなり、携帯電話通信料の下落幅は縮小した。
出典:読売新聞社
2022年09月20日
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