首都圏の新築マンション、平均価格6360万円…バブル期超え過去最高に
不動産経済研究所が18日発表した2021年度の首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)新築マンションの1戸あたり平均価格は6360万円で、バブル期の1990年度(6214万円)を超えて過去最高となった。タワーマンションなど東京23区内の高額物件が人気で、全体の価格を押し上げた。
発売戸数は前年度比13・2%増の3万2872戸だった。前年度にコロナ禍による発売自粛があった反動もあり、18年度以来3年ぶりに3万戸台を回復した。
地区別では、東京23区が前年度比18・3%増の1万3169戸。1戸あたりの平均価格は8449万円で、過去最高となった。「パワーカップル」と呼ばれる共働き世帯などの購入意欲が依然として強いという。
23区以外の東京都下は1%減の3091戸だった。神奈川県は22・9%増の8016戸、埼玉県は26・9%増の4533戸、千葉県は13・2%減の4063戸だった。テレワークの定着で、郊外物件も総じて堅調な動きが続いている。
新築物件が発売月に売れた割合を示す初月契約率は72・9%で、売れ行きの好不調の目安となる70%を15年度以来6年ぶりに超えた。
足元では、ロシアによるウクライナ侵攻や円安を受けて資材価格が上昇しており、同研究所は「マンション価格は下がる要素がない状況だ」と指摘している。
出典:読売新聞社
2022年04月19日
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