21年の貿易収支、2年ぶり赤字 資源高騰など影響
財務省が20日公表した2021年の貿易統計(速報、通関ベース)で、輸出額は前年比21・5%増の83兆931億円、輸入額は24・3%増の84兆5652億円となり、ともに比較できる1979年以降で2番目の高水準だった。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆4722億円のマイナスで、2年ぶりの赤字となった。
品目別では、輸出は鉄鋼が好調で48・1%増、自動車は11・9%増。世界的な半導体不足の影響で半導体製造装置も33・2%増えた。一方、輸入は資源高騰の影響でエネルギー関連の増加が目立ち、原油が49・1%増、液化天然ガス(LNG)が33・1%増だった。非鉄金属も64・3%増と大きく伸びた。
同時に公表した21年12月分では、輸出額は前年同月比17・5%増の7兆8814億円、輸入額は41・1%増の8兆4638億円となり、ともに単月で過去最大となった。貿易収支は5824億円のマイナスで、5カ月連続の赤字だった。(古賀大己)
出典:朝日新聞社
2022年01月20日
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