百貨店売上高、4.2兆円に激減 45年ぶり低水準、コロナ響く―20年
2020年の全国百貨店の売上高が4兆2000億円程度まで激減し、1975年(4兆651億円)以来45年ぶりの低水準に落ち込んだことが21日、分かった。19年(5兆7547億円)に比べ2割超、1兆5000億円以上のマイナスで、減少幅は過去最大。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各社とも春先に多くの店舗で臨時休業を余儀なくされたことなどが響いた。コロナ収束は依然見通せず、厳しい経営環境が続いている。
日本百貨店協会によると、20年の売上高は4月に前年同月比72%減、5月も65%減となるなど、1月から11月まで一度も前年実績を上回ることなく推移した。関係者によると、年末商戦を迎えた12月は、各社とも巣ごもり消費を取り込もうと食品やおせちの販売を強化し、福袋の販売を前倒しするなどのてこ入れを行ったものの、コロナの感染再拡大で苦戦を強いられた。
百貨店の売上高は、ピークの91年に9兆7130億円に達した。その後は流行のデザインをいち早く安価で提供するファストファッションの台頭やインターネット通販の普及に押され年々減少。リーマン・ショック後の09年には6兆円台まで減り、16年以降は5兆円台で推移していた。
出典:時事通信社
2021年01月22日
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