混み合う信号待ち、会社員ら続々出勤 「緊急事態宣言」延長の初日朝 東京・丸の内
6日が期限だった「緊急事態宣言」が延長された初日の7日朝、オフィスビルが建ち並ぶ東京・丸の内では、サラリーマンらが続々と出勤した。新型コロナウイルスの感染拡大前より人出は少ないものの、東京駅前の交差点など信号待ちで混み合う場所もあり、連休明けという理由で会社に向かう人の姿が目立った。
子供の保育園が休園し、夫と交代で在宅勤務をしているという女性会社員(42)は「感染が収まっていないので、緊急事態宣言の延長は仕方ない。夫と協力してどちらかが家にいるようにしている」と語った。月の半分は在宅勤務の男性銀行員(29)は「緊急事態宣言の延長で在宅勤務の期間も延びそう。能率は上がらないのだが……」とあきらめ顔だった。
感染の拡大は、経済に大きな打撃を与えている。週1回の出勤日だという鉄鋼関連会社社員の藤原毅さん(46)は「会社の業績は悪化している。ボーナスは期待できないけれど給料も出ているし、恵まれている方」と話していた。活気に乏しいオフィス街の風景に、税理士の男性(69)は「人が減ってだいぶ変わってしまった」と寂しそうな表情を浮かべた。顧客企業からは休業協力金の申請に関する相談が相次いでいるといい、「不安なお客さんが多いと思う。早く正常に戻ってほしい」と早期の収束を願っていた。【五十嵐朋子、猪森万里夏】
出典:毎日新聞社
2020年05月07日

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