救援物資輸送、ヤマトが協力隊 岩手など3県支援
ヤマト運輸は23日、岩手と宮城、福島の3県で自治体の救援物資輸送を手伝う特別組織「救援物資輸送協力隊」を立ち上げたと発表した。宅配便のノウハウを生かし、各自治体の保管拠点から避難所や小さな集落、病院や介護施設などへの救援物資の運搬を担当する。被災地の「救援物資が隅々まで行き届かない」という課題を解消する。
協力隊は各県で1隊用意する。隊長には本社の室長・課長クラスの社員を派遣したほか、倉庫内作業などを手伝う人員も全国から送る。配送用に2トントラック200台をあて、ドライバーと倉庫内作業で500人程度の人員を確保する計画。
被災地では現場の地理に詳しいドライバーが自治体からの依頼を受け、食品や医薬品、生活雑貨を救援物資が行き届きにくい小規模な避難所に届ける。まず2週間ほど活動した後、状況に応じて継続するか判断する。
2011年03月23日 日本経済新聞
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