東大、血圧コントロールの体内機構を解明
東京大学の一條秀憲教授(大学院薬学系研究科 薬科学専攻)、
名黒功助教授(大学院薬学系研究科 薬科学専攻)は、
ヒトの体内で、浸透圧変化に応答するタンパク質により、
血圧をコントロールする体内機構があることを解明したと発表した。
「ASK3」と呼ばれるタンパク質が、周囲の浸透圧変化に対して敏感に
応答するとともに、腎臓での働きを介して、全身血圧の制御に
関わっていることが分かったという。
「ASK3」は、新しく発見されたタンパク質で、体内の浸透圧
(水とイオンのバランス)が乱れた際に必要不可欠な腎臓を介した
血圧のコントロールシステムにおいて、浸透圧変化に対して敏感に
応答する重要な働きをしていることが今回分かった。
これにより、高食塩負荷時など体内のイオンのバランスが崩れた時に
どのようにして生体が血圧を保つのか血圧維持の新たな制御機構が
明らかになり、高血圧疾患や浮腫など、体内水分量に関わるヒトの疾患に
対する新たな治療薬開発につながることが期待されるという。
この研究成果は、2012年12月18日(英国時間)に、英国の科学雑誌
「Nature Communications」のオンライン版に公開される。
参考リンク
http://www.u-tokyo.ac.jp/
2012年12月19日
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