博報堂、食品ロス解決プロジェクト発足
株式会社博報堂は、まだ食べられる食料がバリューチェーンの
各段階においてロス・廃棄されている問題(=フードロス)の解決を
テーマとした「フードロス・チャレンジ・プロジェクト」を発足させ、
参加企業・団体の募集を開始した。
2012年12月末までを第一次募集期間とし、2013年1月より
プロジェクトを本格的に開始する計画。
同プロジェクトは、「フードロス」という共通のテーマのもと、
生活者や企業、生産者、NPO、学識者などの多様な領域の関係者
(=マルチステークホルダー)が、知恵やリソースをそれぞれの
専門領域から持ち寄り、自分たちの社会に必要な仕組みを共に考え、
共に創る「共創型プロジェクト」。
農業・漁業生産、加工メーカー、流通、小売などの
“食のバリューチェーン”に関わるさまざまな企業や組織と、
食に関する専門的知見を有する行政、NPO、大学などの各種関係者が
一堂に会し、フードロス問題の構造を全体的な視野から把握し、
対話を重ね、課題解決のためのアクション創出を目指す。
プロジェクトの実行委員会は、大軒恵美子氏(国連食糧農業機関(FAO)
日本事務所企画官)、世界の飢餓問題の解決を目的に活動する
NPO法人ハンガー・フリー・ワールド、社会システムのデザインを
研究する慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所
ソーシャルデザインセンター等を中心に編成するという。
同社は運営事務局として、プロジェクト全体のコーディネート、
ファシリテーションの役割を担う。
同社では、「フードロス問題は、生産から消費までの各段階が複雑かつ
密接に影響しあっており、マルチステークホルダーで取り組み、
システム全体を学ぶことを通じてこそ、新しく生まれる解決策や
イノベーションが生まれる」として、期待を寄せている。
参考リンク
http://www.hakuhodo.co.jp/
2012年12月10日
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