関電と九州電、米国産石炭を購入

関西電力株式会社と九州電力株式会社は、米国オックスボウ・コール＆

ペトコーク社との間で、米国産石炭の購入に関する売買契約を締結した。

関西電力が購入している石炭は、主に豪州から調達していたが、

石炭調達の安定性向上および経済性確保のため、調達先の拡大に

取り組む方針だという。

一方、米国では、シェールガスの大幅な増産により米国国内ガス価格が

大幅に下落したことから、発電用途等の石炭需要がガスへシフトし、

その結果、米国国内石炭需要が大幅に減少、石炭生産各社は

アジア市場等への石炭輸出を目指している状況にある。

こうした状況を踏まえ、両社は、石炭火力発電所において使用する

低硫黄・高品質な米国産石炭の共同調達を検討し、この度、

売買契約の締結に至った。同契約では、平成24年11月以降の受渡を

予定しており、両社で合計約100万トンの石炭を購入するという。

今回、電力会社2社で共同調達することにより、より大きな引取数量に

基づく優位な契約条件の確保に加え、両社間で石炭を相互融通

することによる調達柔軟性の確保を図ることが可能となるという。

参考リンク

http://www.kepco.co.jp/

2012年11月21日