企業のソーシャルメディア戦略、成功率3割程度
株式会社NTTデータ経営研究所は、NTTコム オンライン・
マーケティング・ソリューション株式会社が提供する「gooリサーチ」
登録モニターを対象に、「企業活動におけるソーシャルメディアの
活用状況」に関する調査を実施した。
この調査は、2012年9月18日~2012年9月24日までの期間に実施された。
有効回答者数は、1,029人。
同社では、ソーシャルメディアやスマートフォンの普及により、
「検索」を起点とした消費行動から、「価値の共感」を起点とした
消費行動にシフトするとともに、リアルとバーチャルの境界がなくなり、
O2O(Online to Offline)と呼ばれる消費行動が一般化しているなか、
メディア活用戦略を始めとする企業のマーケティングモデルが
このような変化に対応できていない可能性があるとみている。
ソーシャルメディア導入済みの企業は全体の約2割で、現時点で
BtoCの企業での導入が先行しているという。
導入目的は、「売上拡大(販売促進)」12.9%が最も多く、
「ブランド力強化」10.0%、「顧客ニーズ等のマーケティング
リサーチの高度化」9.6%、「顧客満足度の向上」9.2%、
「顧客との長期的な関係の構築」9.2%などとなった。
ソーシャルメディア導入が「成功した(成果が得られた)」と
捉えている企業は全体の3割強という結果となった。
成功要因で一番多かった回答は、「導入のタイミングが良かったから」
35.5%。次いで「関連部署間の連携を緊密に行ったから」31.6%、
「知識・ノウハウを持っている社員がいたから」31.6%、
「業務プロセス・意思決定プロセスを改定したから」が30.3%。
一方、ソーシャルメディア導入の失敗要因で一番多かった回答は、
「ソーシャルメディアの特性を十分理解できず、適切な戦略を
立案できなかった」という点で、失敗したと回答した企業の3割という
結果となった。
参考リンク
http://www.keieiken.co.jp/
2012年11月15日
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