大手電機メーカー、早期退職者が急増

東京商工リサーチは、2012年11月7日現在の、主な上場企業の

希望・早期退職者募集状況について調査を行い、結果を発表した。

この調査は、上場企業を対象に2012年1月以降、希望・早期退職者

募集の実施を情報開示し、具体的な内容を確認できた企業を抽出したもの。

2012年1月以降、希望退職および早期退職者募集の実施を情報開示した

上場企業は、具体的な内容を確認できた企業が57社判明し、

前年（1月－12月累計58社）を上回る可能性があるという。

総募集人数（募集人数が不明の場合は応募人数をカウント）は

1万6,779人を数え、すでに前年（8,623人）の1.9倍。

募集人数が1万5,000人を超えたのは、リーマン・ショックの影響で、

上場企業の業務見直しに拍車がかかった2009年（2万2,950人）以来、

3年ぶりだという。

個別企業で募集人数（募集人数が不明の場合は、応募人数をカウント）

が最も多かったのは、半導体大手のルネサスエレクトロニクス

（グループ会社を含む）の5,000人（応募7,446人）。

次いで、日本電気（グループ会社を含む）の応募人数2,393人、

シャープ（グループ会社を含む）の募集人数2,000人、

軽自動車の受託生産を行う八千代工業の応募人数771人、

液晶パネル製造装置大手のアルバック（グループ会社を含む）の

募集人数700人（応募879人）だった。

募集または応募人数が100人を超えた企業は、23社だった。

※調査はすべて東京商工リサーチ調べ

参考リンク

http://www.tsr-net.co.jp/

2012年11月09日