東大など、ウナギの幼生の食性解明
独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の
海洋・極限環境生物圏領域大河内直彦プログラムディレクターと、
東京大学大気海洋研究所の塚本勝巳教授、マイク・ミラー研究員は
共同で、これまで知られていなかった天然環境中におけるウナギの幼生
「レプトセファルス」の食性について、JAMSTECが2009年に開発した
アミノ酸の窒素同位体比を用いた手法を応用し、正確な栄養段階を
推定したと発表した。
長い間謎であったウナギレプトセファルスの食性については、
これまで体表栄養吸収説、マリンスノー説、オタマボヤのハウス説、
ゼラチン質動物プランクトン説という4つの学説に分かれていたが、
同研究の結果は、ウナギレプトセファルスの栄養段階はかなり低いことを
明確に示し(平均2.4)、マリンスノー説を支持した。
同成果は、長年議論されてきた自然環境下での孵化後の
ウナギレプトセファルスの食性論争に決着をつけるとともに、
今後のウナギの完全養殖に向けた取り組みに重要な情報を
提供するものだという。
同成果は、Biology Letters誌に11月7日付けで掲載された。
参考リンク
http://www.jamstec.go.jp/j/
2012年11月07日
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