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無料ネイルで釣り高額美顔器を勧誘

独立行政法人国民生活センターは、若い女性などに、

ネイルアートを「無料で」などと街で声をかけて店舗に連れ込み、

ネイルとは無関係の高額な美顔器の契約を迫るトラブルが

増加しているとして、注意を呼びかけている。

同センターに報告された事例によると、20歳の女性（学生）が

街を歩いていたところ、男性から「ネイルに興味はないか」と

声をかけられ、店に行ったという。

そこへ有名なファッションショーでメイクを担当しているという女性が

現れ、「今度特別に肌の相談に乗ってあげる」と言われてうれしくなり、

女性は数日後、担当者女性と店で会った。

肌診断の結果を見て「将来シミだらけになる。エステが必要だが、

同じ効果で値段も安く済む美顔器を特別に紹介してあげる。

早く使ったほうがいい」などと言われ、女性は約50万円の美顔器を

購入してしまったという。

契約の際、年収を偽って書くよう誘導されたり、「契約したことを

口外しないように」と言われたりしたため女性は不信に感じたという。

事例の他にも「80歳の肌だ」「ここまでひどい肌は初めて見た」などと

不安をあおったり、4時間以上にわたって勧誘するケースもあったという。

同センターでは、事業者ははじめは販売目的を告げずに声をかけてくる

ため、安易に誘いに乗らず、き然とした態度をとることが大切だと

呼びかけている。

参考リンク

http://www.kokusen.go.jp/mimamori/kmj_mailmag/kmj-support57.html

2012年11月06日