3Dスキャナ市場、今後も成長の見込み
株式会社矢野経済研究所は、国内の3Dスキャナ市場の調査を実施し、
結果を発表した。
この調査は、2012年7月~9月の期間に、3Dスキャナメーカー、
3Dソフトウェアメーカー、商社等に対し、面談、電話、メールなどを
利用して実施された。
調査における3Dスキャナとは、計測・測定対象物(品)に
触れることなく、レーザー等の光源によって地形や構造物(品)などの
対象物の3次元座標(点群)データを瞬時に取得することができる
計測・測定機器を指す。
2011年度の3Dスキャナ市場は、数量が940台(前年度比109.3%)、
金額が6,129百万円(同111.4%、事業者売上高ベース)となった。
短距離製品は主力としている製造業などに一定規模の需要
(製品検査・評価や試作など)が存在していることに加え、
製品単価が比較的安価なことがユーザーの導入ハードルを下げ、
需要が拡大していると考えられるという。
長距離製品はダムや橋梁などを計測する土木・建設系用途が中心で、
底堅いリプレース需要がメインとなっている。
3Dスキャナは、製造業の製品開発をスピードアップさせる機器として
非常に有効であり、その実用性とコストが見合えば、
競争力確保の為に導入されていくものと考えられていることから、
同社では、2015年度の3Dスキャナ市場は、数量が2,100台、
金額が9,800百万円(事業者売上高ベース)へ成長すると予測している。
参考リンク
http://www.yano.co.jp/
2012年10月12日
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