店舗外ATM休止の動き広がる 計画停電で金融機関
東京電力が計画停電を始めたことを受け、金融機関の間で無人の店舗外ATMコーナーを休止する動きが広がっている。節電への協力に加え、計画停電の影響でATMの運用が不安定になる可能性があるためだ。各金融機関とも電力の安定供給にメドが立つまで休止する予定だ。
埼玉県の武蔵野銀行は16日から、同県内の108カ所の店舗外ATMを休止した。自家発電設備を備えた施設内にある4カ所だけは営業を続ける。信用金庫大手の川崎信用金庫も同日、40カ所の無人ATMコーナーをすべて休止した。
群馬銀行は218カ所の店舗外ATMを休止しているが、病院内の23カ所だけは緊急性が高いと判断し、計画停電の該当時間を除き午前9時~午後5時に営業する。
大手銀行では三井住友銀行が22日から店舗外ATMを終日休止する。三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行なども休止を検討している。
東北電力も計画停電を予定していたため、青森銀行も16日から店舗外ATMを休止した。地域金融機関は有人店舗網が充実しており、店舗外ATMを休止しても近くの店舗で補完しやすい。
2011年03月16日 日本経済新聞
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