いじめ認知件数、東京都は小、中とも1000件超え
東京都は、東京都教育委員会が今年7月に行った
「いじめの実態把握のための緊急調査」の結果を発表した。
この調査は、児童・生徒からのいじめの情報を的確に把握するとともに、
いじめの疑いがあるような事例に対しても見逃さず迅速に
対応するために、都内全公立学校に対して実施したもの。
調査対象となったのは、都内の全公立学校 2,184校
(小学校1,304校、中学校631校、高等学校189校、特別支援学校60校)。
調査内容は、「いじめと認知した件数」と、
「いじめの疑いがあると思われる件数」。
「いじめと認知した件数」は、当該児童・生徒が一定の人間関係に
ある者から、学校の内外を問わず、心理的、物理的な
攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じている件数を指し、
「いじめの疑いがあると思われる件数」は、現時点で、
いじめと確認できないまでも他の児童・生徒や周辺からの情報により、
いじめの疑いがあると思われる件数を指す。
7月31日時点での調査結果は、いじめと認知した件数については、
小学校1,864件、中学校・中等教育学校1,588件、高等学校53件、
特別支援学校30件で、合計3,535件だった。
このうち、所轄の教育委員会へ既に報告している件数は、
小学校が509件、中学校・中等教育学校では345件などで、
いずれも低い数字となった。
また、「いじめの疑いがあると思われる件数」は、
小学校で4,205件、中学校・中等教育学校で2,880件、
高等学校で831件、特別支援学校で56件、合計7,972件となった。
東京都では、今回の緊急調査で把握したいじめと認知した案件
及びいじめの疑いがあると思われる案件について、
その後の対応状況等を追跡調査しており、結果を10月上旬を目途に
まとめるとしている。
参考リンク
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2012/09/DATA/20m9d100.pdf
2012年09月19日
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