科学に興味持つ大学生が増加傾向
慶應義塾大学理工学部 加藤万里子教授(天文学)と
法学部日吉物理教室 小林宏充教授(物理学)は、
同大学の1、2年生を対象に、科学用語の知識と興味度、
物理コンプレックスの有無などを調査し、
2002年および1992年の調査と比較した。
この調査は、同大学日吉キャンパスで10年ごとに
行われているもので、2012年4月、文学部、経済学部、法学部、
商学部の1、2年生および理工学部の1年生に対して実施された。
回収数は、文系学部 409(うち女性138)、
理工学部 415(うち女性81)で、総計824。
「ニュートリノ」、「ダークマター」などの科学用語36個について
「聞いたことがあるか」、「興味があるか」、
「物理・科学コンプレックスの有無と発生時期」、
「科学の最新知識をどの媒体から得るか」、
「新聞の科学欄を読むか」について質問した。
調査によると、学生が科学の最新知識を得る情報源は、
テレビがもっとも多く、インターネット、新聞と続き、
10年前と比べると、新聞とインターネットの順番が逆転した。
科学用語については、「ダークマター」、「ニュートリノ」、
「カーボンナノチューブ」の認知度が大きく増え、
10年前には認知率が半分以下だった「メルトダウン」は、
東日本大震災による原発事故の影響もあってか、
ほとんどの学生が知っている言葉となった。
今回の調査では、文系理系学部ともに、10年前と比べて自然科学、
特に天文学と物理学を中心とする用語の知識度が大幅に上がり、
また広く強く興味を持つようになっていることが分かった。
参考リンク
http://www.keio.ac.jp/
2012年09月05日

最適な税理士が見つかる!
T-SHIEN税理士マッチング
依頼したい税理士業務と希望金額を入力し、匿名で全国の税理士事務所から見積を集めることができるシステムです。送られてきた見積の中から、最適な税理士を選ぶことができます。