東北大学、発電しながら測る無電源センサーを開発
東北大学大学院工学研究科の西澤松彦教授は、独立行政法人
産業技術総合研究所(産総研)ナノチューブ応用研究センターの
畠賢治上席研究員と共同で、酵素とカーボンナノチューブ(CNT)が
均一に混合した「酵素電極シール」を開発し、ブドウ糖の水溶液から
世界最高レベルの発電(25mA/cm2)することに成功したと発表した。
さらに、このシールを「貼るだけ」で、果物の甘さに応じて点滅する
「電源不要」の糖度センサを実現したという。
今回のブドウの例では、甘さに応じて発光ダイオードの点滅のペースが
速くなるため、電源不要の微小な糖度センサ(熟度センサ)になるという。
同研究は、JST戦略的創造研究推進事業(CREST)の一環で、
成果の一部が2012年8月27日にドイツ科学誌
「Advanced Energy Materials」にオンライン掲載される。
参考リンク
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/
2012年08月27日
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