大学秋入学、高校教師の6割が否定的
大学・短期大学・専門学校の進路指導事業などを行っている
株式会社さんぽうは、高等学校の進路指導現場における
秋入学への認識を明らかにするため、現場の教師に対して
「秋入学に関するアンケート」を実施し、結果を発表した。
大学の秋入学についての考えを聞いたところ、
「全面的に移行するのに賛成」とするのが14%、
「同時実施が望ましい」とするのは26%、
「どちらかといえば反対」は46%、「導入に反対」が14%だった。
「どちらかといえば反対」と「導入に反対」を合わせると、
秋入学に否定的な意見が60%に及んだ。
大学の秋入学についての自由記入回答においては、
「小・中・高校の春入学・春卒業のサイクルを変更しない限り、
弊害がでる」との複数意見が、また、「ギャップタームが出来ることで
大学へ入学するまでの生徒の学習意欲が低下する可能性がある」
との意見も複数あったという。一方、セメスター制や通信制高校などの
現状で既に9月卒業の生徒がいる高等学校の教師からは、
選択肢が広がるとの意見が寄せられたという。
また、秋入学の入学試験の実施時期についての考えを聞いたところ、
指定校推薦試験、AO入学試験、一般入学試験、いずれについても、
「2~3月」が最多となり、一般推薦では、「2~3月」と「4~5月」が
同数で最多となった。次いで多かった時期は、指定校推薦試験では
「10~11月」、一般推薦試験では「12~1月」、
AO入学試験では「10~11月」、一般入学試験では「6~7月」
という結果となった。
参考リンク
http://www.sanpou-s.net/
2012年08月22日
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