今年の就活、漢字一文字で「苦」

株式会社マイナビは、2013年卒業予定の学生に対して、

「就職活動を表す漢字一文字」についてのアンケートを行った。

この調査は、2013年卒業予定の全国大学4年生及び

大学院2年生に対して、2012年7月27日～2012年7月31日の期間に

インターネットで実施された。

有効回答数は1､091名。2001年卒業予定者対象（2000年）から

毎年実施しており、今年で13回目だという。

企業の雇用意欲は回復基調にあるものの、今回の調査では「苦」が、

2001年卒の調査開始以来最高得票率（7.4％）を獲得し、

2年ぶりの1位となった。

同社では、厳選採用が継続していることや、活動短期化による

スケジュールの集中、学業との両立などに悩む学生が多かったのが

原因とみている。特に文系女子の得票率が高かった（9.6％）。

だが、全体的には、厳しい就職活動状況を連想させる漢字が出揃った

前年と比較すると、ポジティブな漢字が並んでおり、

前年ランク外（13位）だった「知」は今回6位、

またそれに続いた7位の「学」は2009年卒以来のランクインとなった。

同社では、就職活動を通して社会や企業、自分自身を知り、

そこで考え学んだことが自身の大きな成長に繋がったとの思いから、

多くの学生が回答したとみている。

2004年卒以来のランクインとなった10位の「運」については、

「努力しないで運は絶対についてきません」など、

活動を肯定的に捉えるコメントもみられたという。

また、前年4位だった「疲」が今回は8位、前年6位で2008年卒以降

ランクインし続けた「難」がランク外（11位）にランクダウンした。

参考リンク
http://saponet.mynavi.jp/

2012年08月09日