東洋紡、セシウム吸着シート開発
東洋紡績株式会社は、東日本大震災の復興支援を目的に、
事業部およびグループ会社による
「東洋紡グループ震災復興対策チーム」を結成し、
放射性物質等の除染対応資材を開発したと発表した。
建設会社や設計コンサル、大学、官庁などと共同で
実用性の評価を行い、復旧・復興支援を目指す方針。
東洋紡グループ震災復興対策チームは、東日本大震災からの
復旧・復興に向けた動きが本格化する中、グループの総力をあげて
震災復興に対応するため結成されたプロジェクトチーム。
土木・建築分野で使用される不織布を取り扱うスパンボンド事業部を
中心に、機能性アクリル繊維を取り扱うAP事業部およびグループ会社
(クレハエラストマー(株)、呉羽テック(株)、東洋クロス(株)、
東洋紡スペシャルティズトレーディング(株))が参画している。
今回開発したのは、がれきなどから水分と共に漏れ出す
セシウムを吸水・吸着し、セシウムの外部流出リスクを軽減する
「セシウム吸着性シート ボランシール」。
同製品のモデル評価では、セシウム濃度が10mg/Lの場合、
約92%除去することを確認したという。
また、土木工事用の防水材として一般的に用いられるベントナイト
(粘土)と比べて、約10分の1の重さで同等の吸着性能があることが
分かったという。
同製品は、廃棄物の仮置き場用下敷きシートなどの材料として利用される予定。
参考リンク
http://www.toyobo.co.jp/
2012年08月01日
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